このホームページと
ブログ「ギター松の一生」内の
検索ができます。↓
産業ロックの定義って、はっきりとあるわけではありませんが、他のバンドとBostonは少し事情が違います。
他のバンドは、もともと違う路線の音楽をやっていて、途中から売れ筋のポップ調ロックに路線変更をしてきたものがほとんどです。
ところが、Bostonは最初から、マサチューセッツ工科大学出身のトム・ショルツ(Tom Scholz)が、過去にヒットした曲を分析して、
More Than a Feeling
などの名曲を作り出してデビューしたわけで、言ってしまえば最初から「確信犯」です。
後のポップ調ロック(日本では産業ロックといわれる)のブームのきっかけを作ったとも言われています。
A Man I'll Never Be - Boston (1978)
このA Man I'll Never BeはDon't Look Back (1978)という2作目のアルバムに入っているんですが、この2作は日本の音楽界にもかなり影響を与えたみたいですね。と言うのも、翌年発表された次の曲はA Man I'll Never Beにコード進行とアレンジが結構似ています。
A Man I'll Never Beに似ている曲 (1979)
そして、次の曲はDon't Look Backにギターのリフとアレンジが似ています。 6:50あたりからはそっくり。
Don't Look Backに似ている曲 (1979)
当時の日本の音楽界は洋楽からのリフのパクリとか、コード進行のパクリ、アレンジを似せるなんていうのは日常茶飯事だったので、盗作とまではいえないと思いますが、この2曲を友人から聴かせてもらったときは大きくコケました。当時も感じたのですが、本物と比べるとサウンドか貧相です。(ここまで言うとファンに怒られるかな?)
まあ、私のような真似っこギタリストが何を言うのか、って感じですけどね。
Boston/Don't Look Back
(このCD、リマスター2枚組みで安っ!)