このホームページと
ブログ「ギター松の一生」内の
検索ができます。↓
最近のことは良く知りませんが、'60年代から'80年頃までは、若者の中から生まれた音楽は、反戦だとか、反体制とか、反社会とかいったメッセージがのせられていました。ロックにしても、フォークにしても、パンクにしてもそうやって生まれてきたんだと思います。
で、そのうち大衆化されてメッセージは持たないけど、様式の一部だけは継承されていくんですね。ロックに関して言うならば70年代後半ぐらいからその傾向が強くなってきて、一部の人たちから「産業ロック」とか「商業ロック」なんて軽蔑して言われる様になります。
確かにもともとの魂は無くなってしまったのかも知れない。でもね。大衆に受け入れられるような良い音楽を作るんだったら、プロフェッショナルなミュージシャンとして売れ筋を狙うのも、仕方が無いと思うんですけどね。
そうじゃない大衆に迎合しない魂のこもった思想のある音楽があってもいいし、エンターテイメントな音楽も良い。そして、芸術に走るようなものあっていいんじゃないかな、と思います。きっと異論のある方もいらっしゃるでしょう。
で、私は、産業ロック大好きです。。
Can't Fight This Feeling - REO Speedwagon (1985)
以前にブログで取り上げたBostonやJourneyなんかも産業ロックと言われた先鋒だったとおもいます。
その産業ロック花盛りだったのは、'80年代前半と中期だったような。
そのひとつが、REO Speedwagonです。
このREO Speedwagonは、当時としても、1960年代終盤から活動しているので、結構古いバントでした。70年代の後半は、ストレートなアメリカンロックのイメージがありますが、ドゥービーがこの時代に大きく変化したのと同様に、ニーズにバンドのスタイルを合わせていったような感じです。
このCan't Fight This Feelingのような鍵盤楽器から始まり、歌がメロディアス、途中からディストーションギターとかストリングスが入り盛り上がるというのも、この頃の産業ロックのバラードのひとつの定番の形でした。
たとえば、JourneyのOpen Arms(1982)とか、以前、私がやった、Gary Moore のAlways Gonna Love You(1982)なんかもそうですね。この時代には他にもたくさんありますよ、このパターン。
水戸黄門みたいですが、パターン化されていてもいいものはいい。
(ちなみに水戸黄門はあまり見ませんが、、、)
以前にブログで紹介したPlaylistシリーズ
Playlist: The Best of REO Speedwagon
リマスターのベスト盤