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1975年、このステータス・クオーはUKチャートでは一位を飾りながら、 日本ではブリティッシュロックファンでも知っている人はわずかではなかったかと思います。でも、日本でアルバムが発売されなかった訳ではありません。 現に私が高校生の頃、地元の場末のレコード屋で買いましたから。
当時、ブリティッシュロックに日本のロックファンが求めていたのは、イギリスの天候のようなちょっと暗い感じや、ヨーロッパの中世の雰囲気、クラシックに影響されたような知的な感じ、そして、後のヘビメタに継承されるような悪魔とか黒魔術といった妖しい雰囲気。
私の独断で考えると以上のようなものではなかったかと思います。ですから、燦燦と輝く太陽の下が似合うようなアメリカンロック、特に西海岸物が好きなロックファンとブリティッシュロックファンはしばしば対立してました。
で、このステータス・クオーは、イギリスのバンドでありながらお聴きのようにストレートなロックンロールなんです。ギターの音もそんなに歪んでいるわけでもなく、ボーカルの声質もさわやかな感じ。もしかしたら、こういったところが日本のブリティッシュロックファンには受け入れられなかったかもしれません。
私は基本はブリティッシュロック派だったのですが、やや雑食性だったので、好きでした。
現在でも活動してるみたいです。
オッサン達、がんばって欲しいなぁ。
ちなみに、ボーカルでギター担当のフランシス・ロッシ(Francis Rossi)は、大英帝国勲章(OBE)を受勲している。
この写真は1975年に購入したアナログ盤です。
On the Level
-Status Quo(1975)