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Highway Starは曲のテンポも速いし、速弾きもあるし、バンドを組んだばかりの小僧たちにはちょっとしたハードルでした。そのかわり、Highway Starをこなせるようになると、バンド自体のレベルが1ステップ上がるんです。
私が高校生の頃、文化祭に行くと必ずと言っていいほど、どっかのバンドがこの曲を演奏してました。その代り、大学に入ると恥ずかしくてあまり演奏しなくなるんです。
高校生のロックバンド = Highway Star
という公式が成り立つほどでした。
Highway Star - Deep Purple (1972)
黄金期と言われたDeep Purple 第二期の作品です。今でも名盤との誉れの高い「Machine Head」(1972)のA面の一曲目でした。
このMachine Headは、本来録音するはずだったレマン湖のほとりのカジノが目の前で放火されてしまい、ホテルの廊下で録音されたことで有名です。
この模様を歌にしたのが、わかりやすいギターのフレーズで有名なSmoke on the Waterです。この曲はB面の一曲目でした。
このSmoke on the Waterは当時の中高生がギターを手にしたら必ずと言っていいほど弾いていました。完璧ではないにしろ比較的簡単にまねできるんですよ。
そして、Highway Starは、そんなギターキッズ達が最初に目標にした、ちょっとハードルが高い曲でした。私も一生懸命練習しました。
今になってこの曲を良く聴くとRitchie Blackmoreのギターの音もそんなに歪んでいないし、出しゃばってもいない(ソロは別です)。Jon Loadのオルガンの方が歪んでるぐらいです。
Roger Gloverのベースも自己主張をしっかりしていて、かっこいいですね。それでいて全体のアンサンブルはとてもバランスが取れています。
Ian Paiceのスネア上でのスティックさばきは、当時の高校生には難しかった。それ以外にも、各パートとも高校生にとっては難所だらけだったんですよ。
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マシン・ヘッド
(1972)