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アマチュアでも、プロでも、自分のやりたい曲と聴く側の求めるものとは必ずしも一致はしません。
かつて、私がやっていたようなへぼバンドでも、ライブの時の選曲には頭を悩ませました。音楽やっているとどうしてもマニアックに走る傾向があったりして、やりたい曲がごく一部にしか知られていなかったりする訳です。
で、自分たちのやりたい曲と誰でも知っている曲の間で妥協したりしました。ライブでしらけるのが嫌だったんですね。プロの場合は、オリジナル曲がメインになりますから、曲調が大衆好みのものか、自分たちのやりたいものかを決めなきゃいけないわけですが、事はアマチュアよりも深刻ですよね。生活もかかっていますからね。
そういう気持ちがわかるんで、安易に産業ロックを批判できないんです。逆に、路線を変えてヒットさせることができる器用さの方を尊敬します。
で、今日はこれ。Jefferson AirPlane → Jefferson Starship → Starship →そのあとの事は込み入ってて良くわからない。
Sara - Starship (1985)
想像ですが、このバンドもそう言う問題に苦悩したのではないかと思います。メンバーチェンジも頻繁で、バンド名も変わり、名前の問題で訴訟沙汰にもなりました。
私(1959年生)より年配の方は、この曲もご存じではないでしょうか。
SomeBody to Love - Jefferson AirPlane (邦題「あなただけを」)(1967)
1967年の作品です。この後ウッドストックにも参加したりしていて、ヒッピームーブメントやサイケデリック時代の渦中にあったバンドでした。立ち位置も反体制・反戦的なの中心的な存在でした。(私が知り始めたのは70年代前半)
その後、紆余曲折があり、バンドの方向性などいろいろもめて、レコード会社の意向も強くなり、1980年代半ば産業ロックにどっぷり浸るわけですね。
若い人はTV番組のオープニングなどにも使われている、こちらの曲の方がご存知かものしれません。
We Built This City ? Starship (1985)
私にとって、産業ロックの典型で、かつ一番変化したバンドではないかと思っています。