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Asiaに関しては何度も紹介しているのですか、このエイジアにもきれいなバラードがいくつかあります。1983年のALPHAの中のThe Smile Has Left Your Eyesも 産業ロックのバラードの一パターンにピッタリです。
産業ロックのバラードの一パターン=ピアノなどの鍵盤楽器で始まり、メロディーが美しくって、途中からディストーションギターやストリングス、 コーラスなどが加わって盛り上がって行くもの、出来ればギターソロがあってロック色を残しているもの。
The Smile Has Left Your Eyes / ALPHA (1983) -Asia
これは悲しすぎるビデオですね。最後にとってつけた様なカットで多少救われるものの。
タイトルを直訳すれば、君の瞳から微笑みが消えた、ですが邦題は「偽りの微笑み」。原曲の詩には、子供は出てきませんが、彼女に別の男にのりかえられてしまう男の話と言う点では、
このビデオの内容もまんざら外れてはいません。
ありきたりの失恋の歌を子供を登場させることで、よりドラマ性を高めたということでしょうか。アンチ産業ロックの人が嫌う商業主義の片鱗が見えるような気がします。
でも私は好きです。この曲。
このALPHAは二作目なのですが、一作目のASIAに比べるとよりポップ色が強まったと思います。ロックギタリストの目からすると、
ディストーションギターのリフとかがあまり聴けなくなった様な気がします。そういう意味では一作目のASIAは、
プログレ色、ロック色、ポップ色が程よくミックスされていい味が出ていたんじゃないかなぁ。
実際、セールス的にも一作目をかなり下回りました。そのビックヒットした一作目。
今聴いても、一作目の方がスリリングです。ギターは前面に出ているし、展開はかなり凝っている。それでいて難解ではない。やっぱり、これが一番かな。