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今回は、とても便利なCubase 6の機能なんですが、上達したいギタリストは、このマルチテイク・コンピング機能の誘惑に捉えられてしまうと、たぶん、上達のスピードは遅くなります。その分、楽曲の完成度は上がりますけどね。
皆様のお耳汚しをしている「社会の迷惑シリーズ」では、何度も何度も演奏をして、その中で奇跡的に良くできたテイクをアップしている訳です。私みたいなギタリストはライブでは通用しないんですけど、このマルチテイク・コンピング機能は、さらにフレーズごとに切り刻んで、良いテイクのみを選択して繋ぎ合わせる事が出来る機能です。
以前にも似たような機能がありましたが、いかんせん、使い勝手が悪くて、、、というか使えない機能でした。(使おうとしたんだな!)今回はとても使いやすい。
まず、サイクル機能を使って、指定した範囲の録音を繰り返し行います。
マルチテイクコンピング機能 (クリックすると大きくなります。)
この画面のようにギタートラックの下に繰り返し録音したテイクがそれぞれのレーンに録音されます。
そして、それを入れ替えたい単位ではさみツールで切っていきます。一度にすべてのレーンを同時に切る事が出来ます。今回は、小節単位で切ってみました。
マルチテイクコンピング機能2(クリックすると大きくなります。)
そして、再生しながら上の画面のように、その小節のなかでベストと思われるテイクをクリックして選択していきます。もちろん前後のつながりも考えます。
これで出来上がり、一番上のトラックのところには、選択したテイクがつながって表示されます。いたって簡単です。
簡単すぎる誘惑です。
前向きに考えると、それぞれのテイクを全く違う弾き方をします。例えば、カッティングのギターなんか、それぞれのテイクで違うパターンで弾いてみる。そして、それをベストな形で組み合わせてみる。なんて事をすると、思わぬ良い演奏ができたりするかも。