第四回オーディオインターフェース デジタル変換 DAW DTM 宅録入門 - ギター松の音楽スタジオ

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第四回オーディオインターフェース デジタル変換
 

(下の写真下段)左下の見たことがある記号の下にあるのがUSB端子です。これでPCとつなぎます。FireWire(IEEE1394)という接続方法の機種もあります。高速接続できますが、PCに必ずついているインターフェースではありませんので注意が必要です。

USB対応機種の場合、USB1.0、USB1.1よりもUSB2.0対応の方が転送速度が速いです。最近のPCのUSBは2.0のものがほとんどですが、古い機種ですとそうでないケースがありますので、PCとオーディオインターフェースそれぞれの確認が必要です。


Edirol(CAKEWALK) UA-101

そして、選ぶ時に重要なのが、オーディオインターフェースの最も基本となる性能、アナログをデジタルに変換する機能です。ギターやマイクからのアナログ信号をPCに取り込むためには、デジタルに変換しなければなりません。以前にアナログからデジタルへの変換の仕組みは記事にしたことがあります。そちらを参考にしてほしいのですが、その性能をあらわす時に、16bit/44.1kHzなどと表記されます。

これの意味するところは、アナログの信号を一秒間に44100回サンプリングして、そのデータを16bitで表現すると言うものです。サンプリングの回数が多いほうがより正確になりますし、bit数も多いほうが表現力が高まります。ですから、数字が大きいほうが音がよくなるわけです。

ですが、情報量が多くなれば、当然ファイルも大きくなってしまいますし、PCの処理にも負担がかかります。

ちなみに、CDは16bit/44.1kHzですし、DVDは24bit/48kHzです。で、私のUA-101はなんと24bit/192khzです。

「どうだ、すごいだろ。えっへん。」

というか、こんな高性能使いません。私作るものがCDやDVDより高音質でどうする。最後には、MP3に圧縮して音質を落として公開しているので、まったく意味がありません。

この事が、私の「宝の持ち腐れ」の理由の最も大きなものです。いまは、24bit/48kHzか24bit/44.1kHzで録音しています。

ですから、オーディオインターフェースを選ぶときは、自分の身の丈を考えて選ぶべきです。

最後にまとめると、もし、私と同じようにギターがメインの楽器で、趣味で宅録をするつもりで、後々の拡張性を考えたい、と言う方にはこんなスペックをお勧めします。
(PCはここ2,3年に発表されたもの。と言うのが前提です。)

  • 入力:XLR/TRS コンボジャック(ハイ・インピーダンス対応、ファンタム電源)x2、
    RCA ステレオアナログ入力(これがあると昔のTAPE音源などをデジタル化できる、まあ、無くてもよい)
  • 出力:モニターアウトx2、ヘッドホン・ジャック(ステレオ標準タイプ)
  • サンプリング周波数:24bit、44.1/48kHz
  • マイクプリアンプ:ファンタム電源 48V、リミッター
  • MIDI:IN、OUT、USB2.0対応
  • DAWソフトCUBASEかSONARをバンドル

Cubaseを使うのでしたら、MIDIのインターフェースはありませんが、STEINBERG ( スタインバーグ ) / CI2か、その上位機種のCI2+がいいかもしれません。わたしが今からDAWを始めるならCI2+を買うと思います。本来有料のCubase Essential 5がバンドルされていてすごくお得です。

追記(2011/04):TASCAMも新製品(US-600,US-200)が追加されラインナップが充実しました。手ごろな価格で高機能です。 Cubase LE 5が付いているのも魅力です。
価格はこんな感じ↓
TASCAM USシリーズ(サウンドハウスの価格)
TASCAM USシリーズ(楽天安い順)

つぎはモニターヘッドホンとスピーカー

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